（９５）霊感タロット

Ｍさんのこの先の人生の焦点となるカードのキーワードは
JOINT　EFFORT（協力して人生の舵を取る）
子供たちを介した人間関係が避けて通れないのは分かりますが、
Ｍさん自身が価値観が合うと感じる人と出会い、会話する
時間を毎日は無理だとしても月に一度は設けてあげること。こ
れは必要な事です。さらに申し上げればＭさんの繊細な感
性は、長所であり、持って生まれた才能と言えます。それを生
かさないで眠らせている事事態そもそもストレスの原因だと言
えます。音楽や絵画など芸術的な趣味を持つこともＭさん
のユニークさを生かすことに繋がります。逆にユニークさを体
現して生きている犬やネコあるいは金魚、カメなど生き物の世
話をすることも、癒しとなります。

Ｍさんの人生の助けとなるものとして月を見上げて遠吠え
するオオカミのシンボルが表れています。私が今しているリー
ディングもそうなのですが、Ｍさんもご自分の感覚を客観
的に観察し、それを表現出来る才能を持っています。つまり私
は自分がカードというツールを通してクライアントさんに対し
感じ得たことを客観的に観察し、言葉に表現しています。とこ
ろで感覚と感情というのは全く性質が異なります。感覚に思考
や判断が加わると感情となります。Ｍさんが子どもたちに
対して感情的に振る舞い、影響を与えてしまうとしたら、それ
は、Ｍさんが普段からご自分の感覚、感性に忠実な僕であ
ることを避けている証拠です。思考が世間体や常識に囚われ過
ぎれば尚更のこと感性に蓋をし、感情的になってしまう率は高
まるでしょう。世間や常識を否定して生きることは出来ません。
だからこそ、私はあえてリーディングという仕事をする事で、
日常生活に自分の感覚に全幅の信頼を置ける時間と神聖な空間
を確保しているわけです。Ｍさんも家の中に一畳分でよい
ので、誰にも邪魔されない神聖な神域を作り、そこで本を読む
なり瞑想するなり出来る場所を確保することです。

月の周期（月齢）を理解してそのバイオリズムにご自分の生活
習慣を合わせてみることも有効です。新月から満月に向かう時
期（1/4～1/20）は「吸収」を意識します。疲れやすければ
体質改善にミネラルやビタミン類を積極的に摂ります。活力を
取り戻すために休養を取るならこの期間を置いて他にありませ
ん。家事をする時間を30分短縮して、その分昼寝する。時には
夕食は出来合いのもので済ませるくらいの事は許されて当然で
す（ご主人に説明は必要ですが）。1月20日の満月を境として
2月3日までの満月から新月に向かう期間は「放出」の時期です。
この期間にたまっていた掃除を片付ける。家事を毎日同じ事の
繰り返しにするのではなく、月のバイオリズムに則って計画的
にそれを構成し、実行するというわけです。

Ｍさんにとって独りでいるという事が、気持ちが楽で居心
地がよいのは分かります。イマジネーションを形にする上で、
独りの空間というのは私にとっても必要不可欠。ただ、天が亜
友美さんに今の状況を与えたのには、ちゃんと理由があります。
きちんとその理由を理解すれば、現実に反応する事の繰り返し
ではなく、自らの選択と責任において現実にしかと向き合う事
が出来るはずです。Ｍさんの学びのテーマは、ひとりでや
らず（例えひとりで出来ることでも）、人と協力、協調して
物事を成しとげること。共同作業を通して、和の精神そして人
を信頼することを学んでいきます。もうひとつは様々な立場
に自分を置き、様々な人の意見を聞くことで、包括的なものの
見方を得ること。これもこの世に生まれたＭさんの大事
な学びのテーマなのです。独りでいることの利点と寂しさの
両方を知るＭさんだからこそ、集団の中に身を置くことで、
集団の中から取り残された人。集団から外れ悲しみとともに、
孤独でいる人を見つけ出し、彼らの気持ちを理解し、寄り添う
事が出来るのです。

2011.1.11